くるりは今年で30周年。
長く聴き続けているバンドだが、
最近あらためてその活動の仕方を見ていて、
コミュニティの作り方について考えることが増えた。
くるりはもともと、
岸田さん、佐藤さん、そしてドラムの森さんの
3人でスタートしたバンドだ。
森さんが脱退してから、
くるりの音楽は大きく変化していく。
サポートメンバーが入り、
その時々の音や空気を取り込みながら、
作品ごとに違う姿を見せるようになった。
変化のスピードも明らかに速くなった。
これは3人の固定メンバーでは
できなかった変化だと思う。
音楽やバンドをやってきた自分には、
その感覚がよく分かる。
中心に軸がありながら、
周りの形は柔軟に変化する。
だから長く続く。

この構造は、
自分たちが続けている
イケフィフ会にも重なる部分がある。
イケフィフ会の軸は、
あくまで不動産経営だ。
不動産投資や経営の話をしながら、
それだけで終わらない。
仕事、趣味、音楽、
空間や美意識。
大人になってからの人生を
もう一度豊かにする。
そんな時間を共有するコミュニティだ。
実はイケフィフ会は最初、
バランス大家さんと3人でスタートした。
コミュニティの立ち上げは
当時まだ手探りの部分も多かった。
その後バランスさんは、
ビジネスの5本軸の一つとして
自分のコミュニティを立ち上げ、
大きな成功を収めている。
駆け出しの不動産投資家にとって、
学びやきっかけになる場所を作り、
多くの人に感謝されている姿は
本当にすごいと思う。
現在、バランスさんには
イケフィフ会の名誉顧問になってもらっている。
昨年の年末会にも参加してくれて、
久しぶりにゆっくり話すことができた。
コミュニティの形はそれぞれ違っても、
同じ不動産投資の世界で
それぞれの役割を持って続いている。
そんな関係でいられることは、
とてもありがたいことだと思っている。
最近は、
イベントごとにサポートメンバーを組み合わせて
企画を作る形が増えてきた。
その方が、
毎回違う面白さが生まれる。
固定メンバーだけで回すよりも、
その時の空気を作る人が自然と加わる方が、
コミュニティとしての広がりが出る。
中心の軸はシンプルに。
その周りに自由な動きがある。
そんな構造が、
これからはより大事になってくる気がしている。
そしてイベントでは、
カナさんの存在も大きい。
個性と面倒見の良さで、
場の空気を柔らかくしてくれる。
人と人の距離を
自然に近づける力がある。
くるりでいうと、
ベースの佐藤さんのような存在だと思っている。
親しみやすく、気さくで、
でも全体の空気をしっかり支えている。

これまでイケフィフ会は
東京中心だった。
でも最近は、
関西とのコラボも実現している。
地域が広がると、
人も企画も変わる。
そしてこれから考えているのは、
イベントごとにコラボする形だ。
その時々の人と組みながら、
新しい企画を作る。
まだそこまで
意識的に作っているわけではないが、
これからそういう形にしていけたら
面白いと思っている。
私の役割は、
その芯を守ることだと思っている。
イケフィフ会は、
単なる不動産コミュニティではない。
不動産経営を軸にしながら、
大人になってからの人生を豊かにする。
オシャレさをフックにして、
少しだけ余裕のある時間を作る。
その価値を、
ゆっくり醸成していく。
今年、
イケフィフ会は5周年になる。
まだ5年。
でも、
ここまで多くの人が関わり、
少しずつ形ができてきた。
くるりは30周年。
もちろん比べるものではないけれど、
長く続くものには必ず理由がある。
中心の軸は変わらない。
でも、
周りの形は変わる。
だから続く。
イケフィフ会も、
そんなコミュニティに
なっていけたら面白いと思っている。
そして、
くるりを聴いていて思うのは、
人は少しずつ距離を変えながら、
何かと関わり続けているということだ。
音楽を聴く。
ライブに行く。
ファンクラブに入る。
少しずつ距離が近づいていく。
自分の仕事も、
本来は同じ構造なのだと思う。
建築や土地活用の相談は、
一度きりで終わるものではない。
どれだけ長く関われるか。
どんな距離感で続けられるか。
そこに価値がある。
建築も、サービスも、こういう距離感の設計で出来ているのだと思う