こんにちはケルン(十四代目)です。
2025年12月5日。
今年最後の「iKE50’S大家会」を開催しましたので、はてなブログに記録を残します。
この会は、単なる集まりではありません。
“建築や不動産の悩みを素直に持ち込める夜” になっています。
主催は、私とカナさん。そして今年から運営に加わってもらったスペシャルさん。
スペさんは、実は誰よりもこの会の価値を感じてくれていて、
「この場は絶対に続けたほうがいい」と背中を押してくれた一人です。
今回、カナさんの発案もあって今までよりも、賃貸経営に限らず、民泊経営の方とも広く交友するようなメンバーとなりました。
■ その夜、みんなが惹きこまれた出来事があった
今回の iKE50 は、良い意味で想定を超える瞬間をご用意していました。
ご参加者のなかに、
仲良くしている、業界で広く知られた実力者の方がいらっしゃいました。
その方がふと、私達に直接こう言ってくださったのです。
「もしよければ、私の経験を少しお話ししてもいいですか。
みなさんの役に立つかもしれないので。」
こちらからお願いしたわけではありません。
むしろ、想定していなかった流れでした。
その声には、強さではなく“心遣い”のようなものが滲んでいて、
その瞬間は会場の空気が少し変わったのを覚えています。
話が始まると、
全員がまっすぐ姿勢を正し、言葉を逃さないように聴いていました。
・リアルな判断の迷い
・誰にも言えなかった本音
・表には出ない裏側のプロセス
・著名であっても避けられなかった壁
・そしてどう乗り越えていくのか
ひとつひとつの言葉に、
その場の空気が吸い寄せられていくようでした。
“経験を差し出す”という行為が持つ力。
そして、それを敢えて語ってくださる覚悟。
それを目の前で見て、
この会はただの情報共有の場ではなく、
「経験を持ち寄る場所」へと変わり始めている
と感じました。
誰かの誤りや遠回りが、
他の誰かの未来を確実に救う。
それを体現してくださった時間でした。
■ 「この会が発表の場になったらいい」という気づき
私はずっと、
“役に立つ情報を共有する会” として iKE50 を続けてきましたが、
今回の出来事で少し考え方が変わりました。
誰かの経験は、すでに誰かの道しるべになっている。
その経験を安心して出せる場所こそ、
この会が醸成してきた空気なのだと感じました。
つまり、
iKE50 が「発表の場」として機能していく未来は、すごく自然。
人は、誰かの“実録”から一番学ぶからです。
■ 建築の現場でも、同じ構図を毎日見ている
建築でも、不動産でも、ホテル企画でも、
「誰にも言えなかった失敗」が山ほどあります。
図面の解釈違い、
施工会社との齟齬、
予算のズレ、
施主の不安、
意思決定が遅れたことで生まれる余計なコスト。
それらは大抵、正しい情報よりも
“誰かの経験談” のほうが刺さる。
だから今回のように、
参加者自身が話す時間が生まれることは、
iKE50 が成熟している証拠でもあります。
■ ここから、もっと良い場に育てていける
参加者同士が
「自分の話が誰かの役に立つなら」
と言って前に出てくれる空気。
その姿勢に触れて、
この会はまだまだ良くなる、と本気で思いました。
情報ではなく、経験で繋がる場。
それが結果的に、建築や不動産の判断の質を上げていく。
来年はこの会の発足から5周年イヤーとなるので、たくさん企画を練っていこうという話が出ています。
楽しみにして頂けたら嬉しいです。
■ 最後に:必要な方へ
建築や土地活用の相談は、
「誰に聞けばいいのか分からない」
という声を毎月のようにもらいます。
私は普段、
計画段階の整理から図面の読み解き、施工会社の選定まで
相談者の方と一緒に納得できるルートを組み立てています。
建築や土地活用の判断で迷う方が多く、
普段は X や note でも、少しずつ整理しています。
建築や土地活用の判断は、
思っているより誰も教えてくれません。
普段は X や note でも、少しずつ整理しています。
必要な方はそちらもご覧ください。
→ X(気づきのメモ)
→ note(深い話)
→ 建築サポート(SAC)
Xはコチラ
来年の iKE50 も、
“経験が価値になる場” として丁寧に続けていきます。
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