こんにちはケルンです。
車という物は、その当時の自分がどんな暮らしをしていたかを如実に表すものですね。
学生時代、社会人となった20代と愛車遍歴を振り返ってきて良く分かりました。
ワタシの愛車遍歴は、先輩から30万円で譲り受けたインテグラxsiに始まり、ドライビングを楽しめる車をその後2台乗り継いで来ました。
特にアルファ147はとても気に入って、ずっと保有をしていく決意を固めていました。その結果、30代になって車遍歴も変化を迎えていきます。
20代後半に購入したアルファ147。
30代のスタートはまだこの車一台で仕事も休日も過ごしておりました。
距離もぐんぐんと伸びてしまい、購入後3年間で82,000㎞を走っておりました。その間、大きなトラブルは無く、当たりの個体だと思っておりました。
しかしそれでも車検には結構お金がかかり、初回で40万円オーバーだったのを覚えております。
車検時にタイミングベルト交換を勧められたのですが、エンジンを積み下ろししないと交換できないという事で工事費が嵩んだのです。
「交換しないとどうなりますか?」と聞いたところ、「そのうち壊れます」とニコリともせずに言われれば、交換するしかありません。
たかだかゴムの大きな輪ゴムのような部品を変えるだけなのに。。
そんなこともあってアルファはずっと大切に乗ろうと思っておりました。
一方、家族の状況としては子供が幼稚園の卒業を控えて、小学校問題が出て来ておりました。
どこの小学校に通わせたいか。
当時のマンションから通える学校か、隣接学区の小学校か。
どちらも市内では良いとされている小学校なのですが、クラス数が多い隣接する学区の小学校を選びました。
そしてその時に自宅を建設することにしたのです。
妻に「千葉に家を建てるか、将来的に北海道に戻るかどうする?」という事を聞くと。「私は千葉がいい。千葉は雪も降らなくて好きだもん。」と言うので思い立ちました。
当時31歳。まだ年収がどこまで増えるのか不安も有りましたが、110㎡程度の土地を購入して、ツトメ先の家を建てました。
坪単価は100万円オーバー!こうすると割高に建てられるという典型例ですw。
その時に駐車場を2台分確保する設計にして仕事用の車を増やすことにしました。
それが30代最初に購入した車です。
今迄の車とは全く系統も違いますし、格安の中古車です。
トヨタ セプターワゴン2.2G (goo netさんより画像を転載)
もう一台の車をどうしようかと考えていると、なぜか大きなお尻のこの車が気になってきてしまい、好きになると不細工なスタイリングも可愛く見えてきました。
当時車屋さんをやっているお客様宅を担当していたので、お客様にお願いしてセプターワゴンを探してもらいました。
予算は40万円。
ハッチバックのアルファ147と、当時としては最も大いワゴンの部類であったセプターワゴン。あまり使い分けの区別が出ないこの2台。
結構セプターばかりに乗って、アルファは今日はアルファを運転したいという時だけに乗るようになりグンと走行距離も伸びなくなりました。
アメリカンサイズのセプターワゴンは室内がとてもゆったりとしていて、結構家族に気に入られていました。
通称 セプちゃん。
旅行とか帰省とかにもこの車でいろいろと行きました。
そしてこの車、実は7人乗り。なぜか3列目のシートは後ろ向きw。
一度だけ遊びに来ていた父が後ろ向きに座りましたが使用したのはその一度だけでした。
セプターの最後は衝撃的な終わり方でした。
とある休日、日光へ出かけた時、いろは坂を登る途中でボンネットから白煙があがったのです!
水温計を見ると、針が振り切っていました。
オーバーヒートです。
たまたま待避所が有ったので、ほかの車には迷惑をかけずに済みましたが、いろは坂の中で家族険悪な雰囲気になり、ヘルプを待ったことは今でも記憶に残っています。
どうやって救済されるのだろうと思っていたら、地元の整備工場からおじいちゃんが車載車でやってきました。
ウインチでセプターを引っ張り上げて車の荷台に積むのですが、
「じゃあ車(セプター)に乗って」と言われ、「???」と思っていると我々を載せたままセプターを荷台に積み込みます。
それでどうするのか?と思っていたら、そのままいろは坂を走り出しました。
中禅寺湖畔の方でなにか作業するのかと思ったら、湖畔のほうには行かず、そのままいろは坂をこんどは下り出しました。
なかなかの恐怖でした。。
タイヤの細い車載車はグラグラと揺れて、遠心力で倒れるのではないかという恐怖を覚えています。
結局、麓の今市まで行って修理工場で応急処置をしてもらえました。
このまま廃車かと思っていたのですが、なんとか自宅まで走行できました。
これをきっかけにして、セプターワゴンとはお別れすることに。
結局セプターに乗れたのは2年程でした。
次に購入する車もワゴンを考えました。
セプターに匹敵するサイズというと当時はステージアくらいしかなく、中古でステージアを探したのですが、どうもしっくりこない。
悶々としていると、中古車屋のネットでこちらを発見しました。
ゴルフワゴンⅣ Gli 山梨 明野にて
年式は覚えていませんが、2000㏄のガソリンエンジンタイプです。
確か100万円程で購入したと思います。
こちらも基本的に仕事で使用。
乗り味は、、、普通です。
ただ結構こちらも気に入ってました。
ますますアルファとの違いが無くなり、基本的に休日もゴルフワゴンに乗っていました。
深い緑色のボディーは評判がよく、会社であまり話さない後輩にも「ケルンさんのゴルフ、俺めっちゃ好きなんですよ」なんて言われた覚えがあります。
キャンプに行ったり旅行に行ったり。
窓ガラスが落ちたり、車にぶつけられたり、雨水が入ってきたり、パンクしたり。。
いろいろと有りましたが、最後はトランスミッションが壊れて走行不能になりました。。
しかも同時にアルファも動かなくなったのです。
こちらはセレスピードが壊れて、信号待ちスタートからギアがローで固定されるような状況が出て来て、当時妻が基本的にアルファを使用していたのですが、怖くて乗れないという事態になったのです。
このような状態が起こったのと、社内の部署移動がちょうど同時にあったので、仕事ではリースカーを使用することにして、家用には新しい車を購入しました。
37歳で、30代最後に購入した車がコチラ。
ゴルフヴァリアント 1.4L TSI
こちらは新車で購入。
前の2台が中古車で最後はぶっ壊れて終わりという事と、車検が2台分かかることや結局修理等もあって持ち出しも多くなったことから、中古車ライフは終える事としました。
さすがに2010年代にもなると新車はかなり快適でした。
ボディサイスは前のゴルフⅣワゴンと比べるとかなり大きくなっていたので、1.4Lのエンジンは不安が有ったのですが、当時から主流になってきた低圧ターボエンジンはなかなかパワフルで、走りに不満を覚えた記憶は有りません。
内装もなかなか高級感が有って、とても満足して乗っておりました。
普段仕事では軽自動車に乗っていたので、休日をこのゴルフに乗ることでちょっとリッチな気分になっていたのを覚えています。
大変長くなりましたが、30代はアルファとこの3台のワゴンを乗り継ぎました。
今考えると、とにかく仕事中心でバリバリと、どん欲に量で働いていた20代から、30代中盤になると少しずつ仕事の大きさと質に傾倒していって集合住宅の案件もコンスタントにこなすようになって行きました。
それと同時に、資産家や士業のお客様のウェイトが増えてきて、それに見合うように自分も変わっていったのだと思います。
そんな遍歴が中古車を乗りつぶしていたスタイルから、車は新車でグレード感がある物を選ぶように変わっていったのだと思います。
そして40代では、このスタイルに拍車がかかり、41歳で賃貸経営を始めたこともあってまたまた変化をしていきます。
大変長くなりました。続きはまた。